書籍

自分の学生・院生のときにこんな本があったら…

ひさびさに日記を書いたら、本のことしか書いてないですが、今回も本の紹介(汗)私は大学4年生のころから所属研究室のパソコンの管理、大学院生からは研究室のネットワークの管理などしてきたのですが、当時(もう20年くらい前)って難しい本を読んだり、マ…

なかなかうまく当てはまらない

来年度の授業のシラバスを作成するときには、教科書を使用するか否か、使用するとすればどの本にするかを検討するわけなんですが、参考文献は見つかっても教科書に適した本ってなかなか難しいんですよね。 教科書にするとなると、その本の構成や内容のレベル…

シラバス作成のお供

今年最初の仕事は、来年度のシラバス作成にすることにしました。いや、正確には「来年度のシラバスの『検討』」なんですが(汗)で、参考に読み返しているのがこちらの本。愛媛大学でのFD活動や初年次教育の実践をまとめたもので、大学教員を対象とした本で…

情報デザインの本、いろいろ

日記を書くのはえらい久しぶりですが(汗)、年末ということで職場の自分の部屋の掃除をしています。掃除をするといろんなものが見つかって、それを見ていたら…って時間が経っちゃいますよね。 そんなわけで、数か月前にきちんとまとめようと思っていた、情…

初年次教育と「実践日本語力」(つづき)

さっきの日記で『新聞で学力を伸ばす 切り取る、書く、話す (朝日新書)』を紹介しましたが、肝心の「実践日本語力」をトレーニングするための方法について中途半端にしか触れていませんでした。 トレーニングのメニューは「スクラップ」と「プレゼン」の2本…

初年次教育と「実用日本語力」

年度後半の授業もはじまってしまいまして、バタバタしているわけでもないのに、頭はそこそこ動いているのに体がついてこない感じです。教える側がそうなんですから、学生も同じでしょうけど(汗)さて、後期の1年生のゼミで何をやろうかな、ここ1週間ほど考…

○○学を学ぶときにはその歴史も知っておいたほうが得

例えばですね、統計学での統計処理なんかそうだと思うんですが、授業では「整理された知識」、つまり先人たちが苦労して編み出した考え方や技を体系だてて修得することができますよね。ただ、そういうときに「なんでこんなやり方しようと思ったんやろ?」と…

「大福帳」はじめてみました

ひさしぶりに、はてなダイアリーに書きますが、長文になります(汗) さて、今回は授業のお話。「大福帳」というのをご存知でしょうか。Googleで「大福帳 授業」*1で検索するといろいろ情報がでてきますが、毎回の授業での学生と教員とのコミュニケーション…

もっとからだで覚えられるといいのにな

職場であった高校生向けのイベントで使えるかなと思って、買ってみました。オライリーの「Head First」シリーズの一冊。頭だけでなく身体も使って、統計を勉強しようという本です。Head First Statistics ―頭とからだで覚える統計の基本作者: Dawn Griffiths…

高校の数学を読み直す

勤務先の学生の採用試験対策なんかで、数学の話をしなきゃいけないことも多いんですが、公式・定理とか解法を忘れすぎているため、事典のように使える本を用意してみました。新体系・高校数学の教科書 上 (ブルーバックス)作者: 芳沢光雄出版社/メーカー: 講…

大学ランキングって誰のためにあるんだろう

何を思い立ったのか自分でも忘れたのですが、いわゆる大学ランキング関係の本を3冊ほどアマゾンで購入しちゃいました。大学ランキング2011 (週刊朝日進学MOOK)出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/04/13メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 152回こ…

文字と図解の絶妙なバランス

新学期がはじまってから、ほぼ毎日2コマ以上の授業をやるという、結構タイトな日々を過ごしています。この生活があと二カ月以上も続くと思うと涙が出そうです(涙)そんなこんなで、今期の担当科目は、基礎教養科目の情報リテラシー、学科の基礎ゼミ、専門科…

どっちも立派なプレゼン

今回はプレゼンテーションの本を2冊紹介したいと思います。この2冊、まったく重要なポイントがまるで逆です。そして、どちらも卒論や学会・研究会での発表には向かないと思われるスタイルのプレゼンテーションについて書かれています。でも、プレゼンテーシ…

読んだだけでわかったつもりになるのは間違い

昨日書いたように、今週から時間に少しだけ余裕ができたので、来年度の授業の準備をはじめています。まずは、初年次教育の授業から。昨年度と今年度は、初年次教育やアカデミックスキルに関する本を読んで、それらの「エッセンス」*1をまとめた資料を作って…

データは分布を確認しながら分析するのが定石

来年度の統計関係の授業で使う教科書への採用は見送ったのですが、統計的なデータ処理の演習などに役立つ本を先日他の方に紹介しました。Excelの機能や関数を使った分析方法や例題による操作の説明が充実しています。Excelを使った統計学の入門書としては、…

読み書きの繰り返して、言語力と論理的思考力を養う

ときどき購入する「日経ビジネス アソシエ」に興味深い連載記事がありました。内定者研究のなかで、本を精読することで言語力を磨き、1冊の本を繰り返し読み何回か感想文を書かせることで論理的思考力を養おうというお話。飲料水メーカー「ホッピービバレッ…

何もないところからいい考えは浮かばない

昨年、お仕事の関係でワークショップのようなものやグループワークなどを仕切る仕事をやらせてもらった関係で、集団で何かを生み出す作業にちょっと興味を持っています。以前から、アイデアの発想とかには興味があったんですが、一人で考えるのも悪くないの…

目的がはっきりしないのにグラフなんか書いても駄目

今年の授業は先週からはじまっているのですが、以前の日記に書いたグラフの作成を扱った授業はなんとか昨年末にひと段落終えられました。結局は、いくつかの種類のグラフを取り上げて、どういう目的で利用するのか、注意すべきポイントは何かを説明しながら…

たまには昔を振り返るのも悪くはない

新年最初にやってみたのが、授業の準備(涙)とブクログでした。ブクログは、向後先生@早稲田大学(id:kogo)が始められたとの日記を読んで、それに乗っかってみたわけです。 ブクログ - web本棚サービス 自宅にあった本や担当授業の教科書・参考書にしてい…

あれもこれも取り上げたいけど、そう都合よくはいかない

うちの職場では来年度の授業のシラバスづくりが年明けに予定されているため、現在教科書探しをしてたりします。もちろん、教科書なしでプリントやら自分が作った教材やらでやる授業もあるのですが、「この分野を一応勉強したというならこれくらい知っとかな…

なんでも円グラフにすればいいってわけではない

今担当している授業でのネタとして、グラフの作成に関する情報を集めています。いくつか見てみたなかで、グラフを使った表現の入門として、最適な本がありました。「なぜグラフを作るのか」という超入門からはじまり、統計やビジネスでのグラフの活用まで、…

Moodleの完全解説はありがたい

昨日子どもを連れて近所のショッピングセンターに行ったときに、そこの本屋でたまたま見かけた本。まさか、こんなショッピングセンターの普通の本屋さんで見つけられるとは思わなかった、Moodleの完全解説書です。Moodleによる eラーニングシステムの構築と…

思考のツールとしてコンピュータが活用できるようになってほしい

最近は授業以外のお仕事が立て込んでいて、なかなか本を読む機会もなかったのですが、何かのきっかけで「これはっ」という本に出会うこともあるもんですね。今年から担当することになった、前期の統計の授業では「マンガでわかる統計学」シリーズに大変助け…

パソコンさえあれば簡単にできると思ったら大間違い

今やっている統計学の授業は講義形式です。ですから、板書がメインになり、そのないようはいくつかの分析方法のための数式を説明することが中心になっています。個人的には、情報+数学系の学科出身なのでそういう授業をするのは苦ではないのですが、授業を…

大変お世話になりました

私が学生の時にいた大学では、UNIXを使った実習を行っていました。全国的にみれば、結構早い時期にUNIXを教育に導入していたと思います。それ以降、UNIXとの付き合いが続いています。いまはLinuxに変わってしまいましたが。そんなUNIXとの付き合いの中で大変…

データに向き合い自分で考えることの大切さ

タイトル通りの本です。身近な問題を真剣に考え議論するために、「データ」という議論のための共通言語の読み方・扱い方をマスターしようという内容の本です。自分でデータを読んで考え結論を出すことができれば、見える世界が変わってくる。そのためには「…

文句ばっかり言っていてもはじまらない

新型インフルエンザのため、兵庫・大阪の大学はたいてい授業はお休み。京都も一部大学ではお休み。ちなみに、このお休み中は、学生は大学に来てはいけないのはもちろん、就職活動、いわゆる就活も自粛するように大学側から通達されています。 そんな状態です…

こんなマンガもありだ!

まだまだ統計学の本を探して、良い本であれば購入して読んでます。今日は、いつもの研究会に行く途中で大きな本屋に寄り道をしたのですが、2冊の本を見つけて即購入してしまいました。マンガでわかる確率入門 確率でギャンブルに強くなれる?テストにヤマカン…

マンガでわかるって素晴らしいと思う

統計学の授業はすでにスタートしているのですが、自分自身の勉強もしながら、学生の様子も見ながらなので、授業としてはまだまだの状態です。教科書はあるのですが、前任者が利用していたもので自分で選定しておらず。かといって、選定できるほどの眼力もな…

何かの存在を相手に実感させるのがプレゼン

以前紹介したプレゼンの方法や心得について書かれた本と同じ著者の本です。今回もプレゼンの本。個人的には、「プレゼンの技法について書かれた決定版」だと思っています。論理的にプレゼンする技術 聴き手の記憶に残る話し方の極意 (サイエンス・アイ新書)…