○○学を学ぶときにはその歴史も知っておいたほうが得
例えばですね、統計学での統計処理なんかそうだと思うんですが、授業では「整理された知識」、つまり先人たちが苦労して編み出した考え方や技を体系だてて修得することができますよね。ただ、そういうときに「なんでこんなやり方しようと思ったんやろ?」と思うことありませんか?「考え方」や「技」の起源を知ること、体系化された歴史を知ることは、授業で勉強することから少し外れる場合もありますが、結構重要だよなぁと思ったりするのです。まぁ、自分がこんなふうに考えるようになったのは、大学生後半だったと思いますが(汗)
さて、統計学は「○○学」と名前がつくものとしては割と新しいほうだと思いますが、それなりに結構歴史があります。いろんな人が関わり、いろんな出来事があったりします。そんな視点から統計学を「サクッ」と見てみようというのが、『マンガ 統計学入門』です。
マンガ 統計学入門―学びたい人のための最短コース (ブルーバックス)
- 作者: アイリーン・マグネロ,神永正博,ボリン.ファン・ルーン,井口耕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: 新書
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学生には気軽に手に取って読んでもらえれば、「あの統計の授業でやった、アレってこういうことだったんや」と思ってもらえるような気がするんです。今年度始まってしばらくして購入して、あわよくば自分の授業でも紹介しようと思ったんですが、諸事情により駄目でした(涙)でも、ナイチンゲールのエピソードを紹介したときなんか、学生には結構印象に残ったようなので、こういう歴史的な側面も紹介できれば、難しい授業も、とっつきにくい学問も身近に思ってもらえるのではないでしょうか…希望的観測ってやつかもしれませんが、ね。