マンガでわかるって素晴らしいと思う

統計学の授業はすでにスタートしているのですが、自分自身の勉強もしながら、学生の様子も見ながらなので、授業としてはまだまだの状態です。教科書はあるのですが、前任者が利用していたもので自分で選定しておらず。かといって、選定できるほどの眼力もないんですが(汗)そんななか、統計学をわかりやすく、かつ数式もある程度しっかり解説してある本があります。そう、「マンガでわかる統計学」シリーズです。

マンガでわかる統計学

マンガでわかる統計学

マンガでわかる統計学 回帰分析編

マンガでわかる統計学 回帰分析編

マンガでわかる統計学 因子分析編

マンガでわかる統計学 因子分析編

同じ著者が書かれた本です。一応出版された順に並べてみましたが、難易度も出版順のとおりです。「因子分析編」にいたっては、わかりやすい「マンガでわかる」シリーズであっても、結構難解でした。ただ、「因子分析ってこんなことするんやで」というのがわかっただけでも収穫でした。

内容は、1冊目は基本統計量と確率分布から検定まで。2冊目の「回帰分析編」では、数学的な基礎知識の解説に始まり、回帰分析と重回帰分析。最後の3冊目は、アンケート調査で始まり、主成分分析、因子分析と解説されています。マンガのパートと文章や数式を使った解説のパートの繰り返しになっていています。マンガのパートで、どういうときに統計学的手法を使うのか、どのように使うのかが説明されて、解説のパートでより深い解説や補足がされるようになっていて、一つひとつの内容が理解しやすい・身につきやすいように内容が構成されています。何よりマンガのパートはストーリーがあって、3冊全体でもストーリーがあるのが結構いいと思います。

マンガであっても、内容がしっかりしていて、具体的なデータで統計学を勉強できる、とても役に立つシリーズだと思います。