手軽に使えるものほどありがたいものはない

昨年の12月ごろから、ほぼ2、3週間おきに何かの原稿の締め切りがあって、職場や自宅のパソコンで原稿書きをするわけですが、原稿関係ファイルの持ち運びというか、同期作業が結構ややこしいんですよね。ファイルに付随する作成日時をあてにしちゃいけないんですよね。内容が新しいかどうかが重要なんです。
というわけで、そんなとき、このツールが役に立ちました。昨年秋に正式公開になった「Dropbox」というサービスです。オンラインストレージであるだけでなく、パソコン間のファイルの同期にも使えます。詳しいことは、下に引用した記事を見ていただければ、と。導入から簡単な利用のしかたまで書いてあります。

screenshot

でも、Dropboxは普通のオンラインストレージとちょっと違う。大容量ファイルのやりとりもできるけれど、次のような困り事を解決してくれるのだ。

  • 複数のPC(Mac含む)でデータを同期しておきたい
  • PCが壊れたりなくしたときに備えて、データをバックアップしておきたい
  • ファイルを誤って上書きしたり、消してしまったりしたときに、元に戻したい
  • チームで各種ファイルを共有したい
第20回 Dropboxですべては解決してしまった (1/3) - ITmedia エンタープライズ

オンラインストレージ上に登録したファイル(やフォルダ)を、専用ソフトをインストールしたパソコン間で同期できるだけでなく、リビジョン管理やら共有フォルダの機能までそろっています。これだけ盛りだくさんの機能だからといって、使い勝手がややこしいわけではありません。マイドキュメント内にできる専用フォルダ(「My Dropbox」)にファイルを放り込んだり、取り出したりするだけです。
個人的に工夫している使用上のポイントは、「My Dropbox」に入れたファイルを編集するときは別の場所にコピーか移動させてから作業をするということです。「My Dropbox」に入れたファイルは常時オンラインストレージとの同期の対象になります。ちょっとしたファイルでも結構早く同期されます。Wordの場合はファイルを編集するときに作業用ファイルを作るので、その作業用ファイルまで同期しないように、別の場所で作業をしています。

非常に便利なサービスなんですが、注意点がひとつ。まぁ、無償のサービスを利用するわけだし、手元からファイルが消えるわけではないですが、次の点には注意が必要ですね。

(※Web担編注 2008/11/17修正)ただし、Dropboxサーバにクライアントソフトからのアクセスが90日間途絶えるなどの形でアカウントが非アクティブな状態になると、サーバ上のファイルが削除されてしまうので注意が必要だ(有償アカウントは削除されない)。

Dropbox徹底解剖 - 一度使ったら手放せなくなる! オンラインストレージサービスの本命 | Webワーカー向け便利サービス | Web担当者Forum