Moodleをいろいろ改良

昨年度までは個人的な範囲で、授業でMoodleを使ってきました。今年度は、システムがあれこれ入れ替わったおかげで、職場公式(半公式)のMoodleのサーバを運用することができるようになりました。まぁ、使っているのは数名ですが(汗)
業者任せにしたり、エラい先生任せにすると、あとであれこれしたくなったときに困るので、システム丸ごと面倒を見ることにしました。たぶん、傍から見ると「大変そう」と思われるでしょうが、昨年度までの約2年のノウハウがこちらにはありますし、サーバ本体についても先日「システム構築で大事だと思った3つのこと - mkawanoの日記」書いたように、構築・設定・運用周りの情報はばっちり残してます。だから、今はMoodle本体にパワーを割いています。

日本語で書かれた本は少なく、たぶんこの一冊しかありません。洋書なら、Amazonでは三冊ほど見つかるんですけどね。残念。ただ、先日大阪国際大学の先生から、Moodleを活用したFDに関する報告書をいただき、運用面の参考になる情報をいただきました。ありがとうございます。>Y先生、I先生

Moodle入門―オープンソースで構築するeラーニングシステム

Moodle入門―オープンソースで構築するeラーニングシステム

さて、いま取り組んでいる改良は、細かい使い勝手の向上です。私のところでは、アカウント情報は学内のActive Directoryサーバと連携していて、ユーザ名は学籍番号になっています。ところが、Moodleでは成績とか何かの一覧は、氏名だけ表示しているんですよね。そこで、一覧表示部分にユーザ名を表示させるようにし、ユーザ名の順に並び変えるようにしています。
また、ファイルを提出させる課題を評価する場合は、一つひとつファイルへのリンクをクリックしないとダウンロードできません。そこで、課題に提出された複数のファイルを一括してダウンロードできる機能を追加しました。まだ、プログラム的にはバグが潜んでいそうですが(汗)、何とか使える状態にはなりました。

この一週間ほどは、こんな作業をしながら、授業やら職場のお仕事やらやってました。結構たいへんでしたねぇ。この週末は、ゆっくり休みたいと思います。