参考文献の書き方

最近、初年次教育関係の本を何冊も読んでいるんですが、引用や参考文献の書き方って、分野とか時代によって違いますねぇ。

書く情報は、例えば単行本なら、著者名、書名、出版社、出版年というのは、だいたい同じ。でも出版年を「2008年」と書くものもあれば「(2008)」と書くものもあるし、それぞれの情報の区切りも句点(、)やカンマ(,)など、いろいろ。方言と同じくらい、バラエティがありますねぇ。

こういう論文とかの書式で有名なのが、『シカゴ・マニュアル』と呼ばれるやつです。オンライン版みたいなのもあるようですね。

The Chicago Manual of Style

The Chicago Manual of Style

あと、ひつじ書房さんが、自分のところで使っている執筆要綱をPDFファイルとして公開されています。なかなか面白い試みで、内容も本当に参考になります。主に言語学向けだそうですが、文章を書く人全般に役立つのではないでしょうか。

また、シカゴ・マニュアルよりも詳しい本として、『オックスフォード・マニュアル』などの情報も記載されています。

The Oxford Style Manual

The Oxford Style Manual

話を初年次教育関係の本に戻しますが、私は自然科学系出身なので、これらの本に書かれている書式にはちょっと違和感があります。なんか上手い妥協点ってないのかなぁ。