スタートと継続

もう2月も終わりですね。そして冬季オリンピックも日本時間の明日には終わり。個人的には序盤はフィギュアスケート男子、中盤はカーリング女子、終盤はフィギュアスケート女子のそれぞれの協議を楽しませてもらいました。

世間がそんなことに沸いている間、とくに2月の前半はお仕事上のイベントを仕切る仕事にかかりっきりでした。4月から大学へ入学する高校生を相手にする、いわゆる「入学前教育」というやつです。簡単にいえば、4月からの大学生活が始まるにあたって、学業やら大学生活への期待・不安をフォローして、できるだけスムーズに入学式を迎えてもらうためのものです……というのも理由のひとつですが、無論合格者にきちんと入学していただくという思惑もありますし、大学に入学した後のギャップを少なくしたいという意図もあります。
このイベント、2月までに2回ほど趣向を変えたものをやりまして、ほかの先生方のご協力もあって、なんとか無事終わりました。ただ、「ここまでできればっ」という明確で評価しやすい目標を設定したわけではないので、どこまでやって意義があったかは4月以降にならないとわかりませんが…

話はオリンピックに戻りますが、出場された選手の皆さんは大抵は小中学生くらいに今やっている競技にであったんだろうと思います。それが、その選手に向いていたり、周りの環境に恵まれていたり、いろんな要因で競技を続けれることができ、本人の努力もあって、今回のオリンピックにつながっているんだろうと思います。
つまり、大事なのは「スタート」と「続けること」だと思うのです。始められる(もしくは、始めなきゃいけない)きっかけがあり、それを継続してきたこと・継続するために努力し続けたことが、一定の成果となったんでしょう。

大学生活も同じだと思うのです。私が学生だった時代とは違い、今の学生さんには入学前教育だけでなく、主として1年次にある「初年次教育」、卒業後の進路に向けた「キャリア教育」など、学部・学科の専門教育だけでなく、学生生活全体を(主に学業の面からですが)充実させるための要素が結構あります。大学に入学する人には、別に学業だけが大学生にとって大事なものではありませんが、そういう「○○教育」を自分自身に上手く利用してほしいなぁと思います。それも、1回だけでなく何回でも。それが、学業面で大学生活を充実させる、今の大学生になられる人におススメできるものではないかな、と思います。