納得できるタスク管理

あれこれタスク管理、スケジュール管理の本を読んでみても、なかなか自分に合ったものと出会うことは少ないです。基本的にはその著者に合っているものの紹介だったり、最大公約数的なありきたりな内容だったりすることが多いんですよね。

タスク管理のノウハウは、ビジネス書になら書いてあるのだろうが、他人の例をあまり詳しく聞く機会がないように思う。普段からチームで動く仕事の人は、先輩や同僚のやり方を見る機会は多いかもしれないが、会社員でもスタンドアロンで動くタイプの仕事の人は、あまりこういう情報に接する機会はない。

どのタスクも落とさないタスク管理、7つのコツ (1/3) - ITmedia NEWS

そんなわけで、ライターの小寺信良さんの自己流タスク管理のセオリーが結構私にも合っているような気がして、とても興味深かったです。

そのセオリーは全部で7つ。

  • セオリー1:ToDoは使わない。必ず時間に落とし込む。
  • セオリー2:長期の仕事はセグメント分けして、時間単位までに分解する。
  • セオリー3:プライオリティは決めない。どうせ全部やるんだから。
  • セオリー4:手を付ける順序は納期順。納期前に仕上げて、直前に見直す。
  • セオリー5:1日のうちに同じタイプで別テーマの仕事を組まない。
  • セオリー6:同じ仕事が続けられるのは、せいぜい4時間。人間いつでも本気が出せるわけではない。
  • セオリー7:夜、土日にタスクを入れない。実際にはそこがクッションになる。

自分自身の経験から、セオリー3以降全部に納得してしまいました(汗)とくにセオリー3の「どうせ全部やるんだから」というのは、潔いというか、現実だよねというか。またセオリー5の「同じタイプで別テーマの仕事を組まない」というのは、個人差があるかもしれないけど、人って結構前の仕事のことを引きづってたりして、思考が切り替わりにくいことへの対処なんですよね。たしかに授業関係の仕事ばっかりしていると頭の中でもそのことばっかり、原稿書いていると頭の中は原稿のことばっかりになるので、頭を切り替えやすい工夫をするというのは結構良いのではないでしょうか。根性だけでは頭の中は切り替わらないですしね。

個人的にいつも苦労しているのは、タスクを具体的なスケジュールに落とし込むという作業。タスクを分割したり、ある程度適切な時間を割りだしたりするのが苦手なので、そういうのを上手くやるコツがあるとよいのですが。