情報モラルに見るITの進化のはやさ
今、お仕事で情報モラル関係の原稿を書いているのですが、大変痛感したことがあります。1年前に書いた内容では、すでに時代遅れになってしまっていることです。そして、さらに書かなければならない内容が増えていることもあります。
この1年ほど、マスコミでもネットでも、いわゆるブログ炎上や学校裏サイトが話題になりました。ネットいじめやネットでの犯罪予告のように、現実に影響を及ぼすものも個人的には増えているように思います。また、ごく最近ではフィルタリングやストリートビューなども話題になりましたね。
さまざまな領域の問題が、「情報モラル」というかたちで集約されています。その中には、まさにモラル的なものから、技術的なもの、法に関係するものがあります。ネットの利用者が増え、新しい技術が登場するたびに、情報モラルで扱う内容が増えており深くなっていると感じています。
- 作者: 久野靖,辰己丈夫,佐藤義弘,日経BPソフトプレス
- 出版社/メーカー: 日経BP社
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このままだと、ほかの学問のように、細分化することになるかもしれません。個人的にはそれはちょっとまずいなぁと思っています。情報モラルは交通ルールに例えられることが多いのですが(これには個人的に違和感がありますが)、交通ルールが自動車・歩行者などをひとまとめにしているように、情報モラルも利用者と管理者・技術者をひとまとめにまとめて対象にしたほうがいいと思うのです。そのほうが、いろんな意見を集めることができるのではないでしょうか?
そんなことを考えながら、期限が明日朝一番の原稿を書いております(汗)