はてなスターってWebを使った共同学習に便利なのでは?
この間、某試験の監督のお仕事をしながら考えていたことなんです。
Webやeラーニングを活用した授業で、テキストがWebページに書かれている場合を想像してほしいんです。そういうときに、はてなスターみたいな機能が使える状態にあって、気になったテキストとか資料、または、その中のある部分の文章に、スターを付けられるとしましょう。
これを同じテキストを使っている、数十人か数百人の学生が同じようにスターをつけたとすると、それって他の学生がどのテキストのどの部分を重要視しているか、とか一目瞭然になりますよね。これって協調学習とか共同学習とかの視点からすれば、すごいことじゃないですかね。
研究レベルでは、はてなスターみたいな「アノテーション(注釈)技術」は、教育システムや人工知能に関係する研究として割と活発になされていると思います。中身はというと、正直はてなスターよりも高機能だったり、ある目的に特化してたりします。
でも、はてなスターぐらいの機能(といっては失礼かもしれないけど)十分ではないでしょうか。気軽に、スターをつけるだけで、学生同士で間接的な情報の交換(どこが重要だよとか)もできるし、教員が加われば「ここは重要だからスター付けとく」とか授業でいえたりできるかもしれません(笑)
もちろん「はてなブックマークだって一種のアノテーション」といえなくはないと思います。でも、あれはやっぱり「記録」がメインなんですよね。「足跡」的なスターほどの使う上での気楽さがないと思うのです。
研究的には、はてなスターは「テキスト(文字情報)へのアノテーション」で、画像へのアノテーションとかいろんなアノテーション技術がありますが、授業のテキストが、eラーニングをきっかけにして、どんどんWeb上に乗っかっていったとき、こういう技術には学習効果があるんじゃないかなぁ、と思った次第です。
追記
"Social Annotation"と名乗っている、diigoというサービスも面白いですね。機能的には、アノテーション+ソーシャルブックマークということらしいですが、アノテーションを付けるときに、自分で自由にコメントをつかられます。
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