Googleに続いてヤフーもですか

ヤフー(Yahoo! JAPAN)が、教育機関向けに「Yahoo!メール」を無償提供するそうです。同時に、Yahoo! JAPAN IDも配布するそうで、つまりは「囲い込み」なわけですね。Googleはすでに同様のサービスを提供していますが、Googleとの違いは、カレンダーやアドレス帳はYahoo! JAPAN IDでの利用となることでしょうか。

ヤフーは12月10日、Webメールシステム「Yahoo!メール」を教育機関向けに無償提供すると発表した。教育機関は独自のメールアドレスを在校生、卒業生、職員に提供可能。ヤフーは同時にYahoo! JAPAN IDも配布し、関連するサービスの利用を促進する。

ヤフー、学校向けに「Yahoo!メール」を無償提供 − @IT

Yahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、月間利用ID数が1500万件を超える国内最大のメールサービス「Yahoo!メール」をもとに教育機関向けのアプリケーションを開発し、「Yahoo!メール Academic Edition」として全国の大学などの教育機関に無償提供していくことを決定しました。

Yahoo! JAPAN - プレスリリース

日本人にとって、知名度としてはヤフーの方がGoogleより若干有名ですし、検索サービスの利用状況もヤフーの方が上。メールシステムとしての使い勝手は、個人的には「Yahoo!メール」のほうが「Gmail」に比べて、Outlook等のアプリケーションに近くて、一般には受け入れやすいかも知れないと、思ったりします。

さて、今回の「囲い込み」戦略。ヤフーの資料を見ると、こんなことが書かれています。これは、通信上のセキュリティの話だけでなく、携帯電話も関連させたり、他のサービスも連動させようというのが、チラチラと見えてくるような気がします。

■「Yahoo!メール」は届出のなされた電気通信事業
 「Yahoo!メール」は電気通信事業法にもとづき総務省に対して届出のなされた電気通信事業です。Yahoo! JAPANは、総務省の監督のもと、通信の秘密の厳守など厳格に本サービスの提供を行っていきます。

Yahoo! JAPAN - プレスリリース