アナログな道具

id:higeponの記事で、紙とペンはアイデアを展開する重要な道具だと、書かれています。すごく同意です。

デュアルディスプレイで得られる効率はコーディングの効率なのだけど、机に広げたノートで得られるのは考えをまとめる効率。
脳の中に展開できない何かをノートに展開ですよ。

紙とペンとか言うと、うげー古いぜとか思うかもしれないですが僕より若い優秀なエンジニアは良く紙に何か描いているなあ。(上の世代は言うまでもない)。

机の上に紙とペンを広げられるかで勝負が決まる - higepon blog

初期のライフハックス系の本を読むと、結構アナログなツールの活用について触れられているんですよね。ところが、最近のライフハックスはデジタルのツールを活用することに注目されています。個人的には、アナログを使うことが重要だと思うんです。
上の記事へのコメントには、「ホワイトボード使ってるよ」って書き込みがいくつか見られます。それも、大きなのじゃなくて、壁掛けサイズ程度のものを使って「みんなで集まって話をするのに便利」だそうです。仕事柄、学生さんと話をしたり説明をしたりすることが多いんですが、細かいことを説明したりしようと思うと、A4の印刷用紙を使って説明したりしてます。アナログな道具のいいところって、書いていく過程を見せることで、こちらの思考の過程を見せて共有することができることだと思うのです。もちろん、字でも絵でもいい。書くこと・見せることが重要だと思います。
そして、複数で共有するだけでなく、過去の自分と共有するという意味では、ノートはすごく大事だと思います。紙切れでもいいんですけど、それだとなくしちゃったりする可能性がある。はじめっから綴じてあるノートは、使いやすいです。
ただ、ノートの使い方で気をつけなくちゃいけない、というが自分でも気をつけなくちゃなぁと日頃から思っているのは、たまにペラペラでもいいから見返さないと、ノートに書いた効果が半減するということ。いや、別の言い方をすれば、たまに見返すことでノートの効果を何倍にもすることができると思うのです。