プレゼンテーションの3つのポイント

偶然見つけたブログの記事から、5分で自分の専門的な研究を一般の人たちに聞いてもらうには、何がポイントになるか、というお話。大変参考になるので、その部分をそのまま引用します。

1)Relate: まず自分の研究をだれもが知っていて興味を持つようなことに「関連」づける。イントロで聴衆を失わないためにはこれが大事でしょう。

2)Story:詳細な実験手法の説明などは一般には避けたほうが無難と考えられがちですが、むしろ実験手技の(詳細でなく)概要の説明のほうが退屈な場合が多いのではないでしょうか。逆に、超具体的な実験手法(どの試薬をどこから取り寄せて、何度で培養したなど)を生き生きと小さな「物語」として語ったほうが、聴衆の記憶に残るでしょう。

3)Context:「それで、いったいあなたの基礎研究は何の役に立つの?」基礎研究者の中には、自分の仕事は基礎研究であって「何の役に立つか」の質問には興味のないひともいるでしょう。しかし、世の中の大部分の人には「何の役に立つか」が最も重要な判断基準であり、もしあなたが政府からのグラントで研究をしているのなら、世間の納税者の方々は「何の役に立つか」と聞く権利は少なくとも持っていると理解しなければなりません。

ハーバード大学医学部留学・独立日記 第二部 三重大学医学部編 ... Nature論文を5分でプレゼンテーションする

自分のプレゼンはどうかなぁ、と振り返ってみると、2番は最近意識しつつあるかなぁ、3番がまだまだだなぁ、という状態。もっと努力していかねば。