共同作業って精神的にしんどい

昨年度から、ある情報系の実習を複数の教員でやっています。昨年度は、テキストも教材も教員=クラスごとにばらばらだったので、とくに問題は起こりませんでした。ところが、今年度は、共通の教科書(市販)、教材も共通(週ごとに作る教員は違う)、というのでやってます。授業の運営そのものは、なんとか調整しつつ、やってきたのですが、ここに来て課題の評価の問題がでてきました。
ある教員は「教材や課題は同じでも指導方法が違うから、クラスごとで評価」。別のある教員は「その教材と課題を作った教員が、全員の課題を評価」。また別の教員は、折衷案で「教材と課題を作った教員が評価方針やポイントを決めて、それを共有してクラスごとで評価」。どれも一長一短の案で、難しいところです。
また、評価点をいつの時点で公開するかも問題点になっていて、ABCのようなランクで学生に掲示する、成績の調整の問題もあるので最後まで素点は学生に公開しない、原則公開してオープンにすべき、など意見が教員によってまちまちです。
この日記の読者の方なら、私がどの意見かわかると思いますが(笑)、あんまりクローズドにしてもいいことはないと思うんですよね。それでもって、教員が必要以上にあれこれ悩みながら課題を評価するのも、すごくストレスがかかることだと思うんです。そんなとき、他の人たち、他の大学ではどうしてるんだろうって、ふっと思います。が、同時に自分の授業なんだし、ポリシーが大事だよなぁとも思い、あれこれ悩んでいる今日この頃です。