Moodleのメタコース

約1年半ほどMoodleを使ってきて、「通常の使い方の範囲であれば、ほぼ使いこなしてきたかな」と最近思っていました。でも、先日の研究会でのY先生のお話を聞いて「まだまだやったんやなぁ…」と思いました。
その一つが、ワークショップ機能。これは、学生に課題を提出させるだけでなく、学生同士が相互評価できる(もちろん教員も評価できる)機能です。一度使ったことがあるのですが、個人的にはリアルタイムに使うのには向いていないなぁと思いました。それは、学生が課題を提出してもすぐには他の学生の課題を評価できないからです。これは、他の学生も同時期に課題を出していないとダメというのと、システム上すぐには相互評価できないように設定されているためです。おそらく前の週に提出された課題を相互評価させるのには向いているでしょう。
あと一つが、メタコース機能。くわしくは、Moodle公式サイトのドキュメントを見ていただくのがいいかもしれません。通常は、コースに参加できるのはユーザ(人間)なのですが、メタコースに参加できるのはコース(授業)になります。例えば、一つのメタコースに複数のコースを参加させるせることで、コースに親子関係をつくることができます(メタコースが親)。合同ゼミ等で、全員がやる内容は親コース(メタコース)に設定しておき、ゼミごとの内容は子コースで行うということができるようになります。ある程度の規模の運用には結構便利ですね。
他にも、もっと活用したら面白い機能とかあるんでしょうが、今は「まだまだ走りながら試している状態」なのを痛感した次第です。