「ウィキペディア頼みはあかん」と創始者もいってます

たぶん、全国で多くの教育関係者のブログが反応するであろう記事。これ、記事になったのは、日本史が関係してるからでしょうかね。

バーモント州にある名門ミドルベリー大学の史学部が、オンラインで一定の利用者が書き込んだり修正したりできる百科事典「ウィキペディア」を学生がテストやリポートで引用することを認めない措置を1月に決めた。日本史の講義をもつ同大教授がテストでの共通の間違いをたどったところ、ウィキペディア(英語版)の「島原の乱」(1637〜38)をめぐる記述にたどり着いたことが措置導入の一つのきっかけになった。

http://www.asahi.com/international/update/0223/002.html

まぁ、これは昨今の日本の教育現場でもいわれてきたことで。大学はもちろん、高校や中学でのレポートでも、インターネット上の情報「だけ」でレポートを書いてきてる学生・生徒がいます。そういえば、1月に話題になった新聞の特集に、その話がありました。

私も、ウィキペディアは良く見ますし、参考にもさせてもらいますが、それを「信頼できる情報」としてしまうのは疑問です。ウィキペディアに代表されるCGMの話で、よく「みんなの意見は正しい」といいますが、これって正確には「みんなの意見はある程度正しい」だと思うんですよね。正確さの度合いが、専門家数人によるものとは違いすぎるんだと思っています。

まぁ、その問題はあるとしても、学生の反応も「なんだかな」って感じですね。

学生の多くは納得したが、「教員が知識を限定しようとしている」との不満も出た。

http://www.asahi.com/international/update/0223/002.html

誰も限定してへんっっていうの(笑)楽するなとかいっているわけでなく、やり方が間違っているというだけなのに。