情報教育とブログ
こういう話をちょっと聞いたので、ちょっと考えたことを。
こういう本を思い出したんですよね。
- 作者: 山下清美,川上善郎,川浦康至,三浦麻子
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 単行本
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まあ、ブログを社会心理学的に調査し、まとめた本として、すごく有名ですよね。まだ読んだことないんですが(汗)
あと、個別のページや記事の内容ではなく、ハイパーリンクによるリンク構造そのものに注目した本は、こちらがあると思います。ブログに限ったものではなく、情報学や工学からのアプローチですね。
- 作者: George Chang,梅村恭司,Marcus J. Healey,藤井敦,James A.M. McHugh,Jason T.L. Wang,武田善行
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 単行本
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で、情報教育とブログについての個人的な考えですが…
まぁ、ツールとして使うのは、「使える人は使えば!?」という感じです。そんなに積極的に使うほど、便利なツールではないでしょう。今年度、授業で使ってみましたが、大学の授業で学生に使わせるのは、ちょっと難しいかなと思ってます。週1回だけ半年限りの更新、というのは、ブログの本質にあってないような気がするんですよね。小学校の植物の成長観察とかに使ったりすれば、面白いと思います。また、学校のサイトを、ブログに置き換えてしまうのも面白いでしょう。実際、企業のサイトではブログに移行しているところもありますしね。
で、ブログが生徒・学生に与える影響ですが、結局は情報モラルもしくはネットでのコミュニケーションにある程度理解があるかどうかが、問題になるのでないでしょうか。つまり、実際かネット上かに関係なく、他人とのコミュニケーションが一定レベルでできるか、ということですよね。とくに小学生などに、簡単にブログをさせるのはちょっとどうかな、とも思ったりします。本人がきちんと理解して、望んでやるなら話は別ですが。かといって、小学生向けSNSとかできたら(それに近いものは存在しますが)、中が荒れるだけですしね(苦笑)外の世界も多少知りつつ、いやな経験も多少知りつつ、それを乗り越えていくってのができるのがいいのでしょうが。
結局いいたいことは、「ブログとかを教育的に分析するのってあまり意味ないような気が」ということなんです(汗)初期のブログ界なら検討する価値があるでしょうが、ここまでブログが一般的になると特別視して分析対象にするというのは、時すでに遅し、のような気もするんですよね。