いろいろ考えた

「日本の議論」なんて大そうなテーマがついていますが、記事を読んでみると議論というよりは、自分が調べたちょっとした情報を提示しているだけにすぎない、と思いました。まんべんなく調べて書いていない感じ。

読んだ後、次のようなことを考えました。

  • 増え続ける大学・学部
    • 確かに大学・学部の数は増えてますよ。
    • ようは大学側の問題っていいたいのかな。大学・学部を増やすことを認めてきた文科省はどうなるんでしょう?
      • ちなみに「平成15年から設置基準が緩和された」なんて書いてますが、もっと前からかなり緩和されています。ここ5年くらいのデータだけで記事書いちゃダメでしょ。
    • 採用に大卒かどうかで判断する企業はどうなるんでしょうか?
  • 大学全入時代
    • 子どもの数が減ってるのに大学や学部の数が増えるのは、各大学の経営状況や時流にあわせようとしてるからですね。あっ、もちろん学生確保も大事です。
    • レベルの高い数少ない人気大学とその他の大学の2つの層に分かれつつあるのが現状でしょう。
    • マスコミで報道された大学にはたしかに問題があったと思いますが、たいていの大学はなんとか頑張っていると思います。一部の事例で「詐欺」って言葉を使うのはどうなのかなぁ。
    • 大体、設置基準に対して審査をすべき文科省は何してるんでしょうかね。届出制で学部作れるようにしたのは、文科省では?
  • 学生の質
    • たしかに昔の学生よりは質が低下していると思う。でも、(レベルの高い大学をのぞけば)無茶苦茶違う、というほどでもないと思う。
    • 大学で、中学や高校レベルの補習をしないといけないのは確かに二度手間だと思う。これは本来中学校や高校で解決すべき問題だと(個人的には)思う。
      • でもそういう学生も入学させなきゃいけない大学の事情(つまり学生確保)も問題ですね。
    • ただ、補習も含めて、ノートの取り方やレポートの書き方など、大学1年生のうちにちゃんと教えられれば、別に大学でやってかまわないと思う。それが大学生活や社会に出て必要になると思うから。
      • あと、高校までのレポート(作文)と大学のレポートっていろいろ違う点も多いから、レポート書けなくっても仕方ないと思う。
  • その他
    • 桜美林大学ってAO入試を導入したさきがけとかじゃなかったかなぁ。
    • 個人的には、AO入試一芸入試的なものがあっても良いと思う。ようは、そういう入試で何人合格させるかだと思う。
    • 諸星先生@桜美林大学の最後のコメント「4年間でどれだけの付加価値をつけて社会に送り出せるか」には結構同感。