納得させるには信頼性が欠かせない

引き続き、来年度の授業に向けて統計学の本を読んでいます。そんな中の一冊で、実際に統計分析をする上で欠かせない、『信頼性』にポイントを置いた本です。

統計分析のここが知りたい―保健・看護・心理・教育系研究のまとめ方

統計分析のここが知りたい―保健・看護・心理・教育系研究のまとめ方

卒業研究をする学生や大学院生、研究者から現場の方までが対象読者なので、統計初学者の私は正直6割くらいしか理解できていません。しかし、アンケートの質問を作ったりどのくらいの被験者が必要か、「統計的に有意」とはどういうことか、どんなときにどんな分析方法を使えばいいかといったことを、豊富な研究例を示して解説してくれているので、細かく理解するよりもざっと読んでみるだけでも役に立つ本だと思います。

本書の後半では、検定や推測など分析方法を解説していますが、実際に統計分析ソフト(本書ではSPSS)を使った結果を使ってくれているので、ソフトを使いながら参考書として利用するのも良いと思います。