予習と復習はバランス良くやったほうがいい

TeXMoodleで有名な、三重大学の奥村先生のブログで、単位の実質化の話が出ていました。大学の授業、言いかえれば単位というのは、授業に出るだけじゃなくて本来は予習復習もしてなきゃダメということです。大学関係者なら、一応常識の話。

今までは「だから1コマの授業について予習1コマ分,復習1コマ分しなさい」と言うだけであったが,単位の実質化がより厳密に求められるようになれば,Moodleのようなシステムを活用して,自宅学習の「見える化」に取り組まなければならない。

単位の実質化 | Okumura's Blog

たしかに、自宅学習の見える化というシステムというか運用面も重要ですが、自宅学習が必要となる授業をデザインするという観点も現実としては必要ではないかと思ったりします。悪い言い方をすれば、「予習復習をしないといけない授業にする」ということになりますが。授業の内容や方法によって、予習に重点を置いたり、復習に重点をおいたり、いろいろな工夫が必要となるのではないでしょうか。そのあたりのバランス感覚を、学習を提供する側に必要かもしれません。

しかし、大学設置基準どおりの時間の学習をしなくてはいけないとなると、教職を志望する学生はとんでもないくらいたくさんの時間の学習をしないといけなくなるよなぁ。大変だぁ。