大学での学びは役に立つのか
初年次教育関係のお仕事で読んだ本。ざっと読んだところです。「大学での勉強は(学生によっては)役に立つ」というが一番の主張。多くの文献や著者自身や学生など経験をもとに、「大学での勉強が役に立つ」ものになるために必要な、大学で学ぶ上での意識上・行動上の課題について述べています。大学での学びに疑問を持っている人が対象ではないでしょうか。
大学生の学び・入門―大学での勉強は役に立つ! (有斐閣アルマ)
- 作者: 溝上慎一
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
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いわゆる大学の初年次教育のテキスト(教科書)とは違います。ハウツー本ではなく、目次の一部を紹介しますが、大学で学ぶことの意義(認識)と、学ぶために必要な仕掛け(行動)について書かれています。
- 第1部 認識編
- 第1章 将来やりたいことを考え続ける
- 第2章 勉強しながら将来について考える
- 第3章 大学での勉強は役に立つ(1)
- 第4章 大学での勉強は役に立つ(2)
- 第5章 自分なりの見方や考え方をもつために
- 第2部 行動編
- 第6章 生活フォームをつくろう!
- 第7章 本を読もう!
- 第8章 勉強会,自主ゼミをやろう!
- 第9章 1回1回の課題や発表を大事にしよう!