目から鱗

最近、仕事が忙しいです。ほんと忙しい。何が忙しいかというと、本業の研究や教育よりも、職場のお仕事。大学関係者ならわかっていただける話ですが、(いろんな層の)上から降りてくるお仕事が、次から次へときます。
目の前の仕事を片付けるのに精一杯の状況なのですが、この記事に書かれてる、はてな近藤社長id:jkondo)の答えはすごく明快で、まさに「目から鱗」でした。

僕はこれに対する答えを見つけられずにいたのですが、近藤社長の答えはこう。

「こういうの作って」の「こういうの」にはその人が達成したい目的が何かある。提案された「こういうの」が気に食わなかったら、目的のほうを捉えて、それを満たすもっとスマートなものを作って持っていけばいいはず。

そうすれば僕も提案者もどちらも幸せになれる。確かにそうだ。僕がバカなだけかもしれないけど、こういう発想はいつもすごいと思って感動してしまう。
また、そのときに重要なのは「さっさと作ってしまう」ことだそうだ。
イデアは言葉だけでは伝わりにくいという。言葉は自分の脳を走る電気の一側面しか伝えてくれない。
それに対して実際にできたものは、目に見えるし、触って動かせる。アイデアを手っ取り早く、かつ確実に伝えようと思ったら、プロトタイプを作ってしまうといいそうだ。(あと、改めて考えると僕が元々の提案の真価を理解できていないだけかもしれない)

はてなにお邪魔してきた - 東京の話(1/2) - I CAN ’CAUSE I THINK I CAN!

近藤社長の答えって、最近の仕事術関係の本やら記事を見ると、わりと書いてあることだったりします。でも、そういうのはたくさんの文章で書かれているわけで、読みながら違うことを考えたり、反論を考えたりしてしまうんですよね。
でも、この記事を見たとき、あまりにも「するっと」頭の中に入ってきて、すごく同感してしまいました。んー、こういう風にするほうが、精神的にもいいよなぁ、と素直に思えてしまいます。単純かもしれませんが。