はてなスターはやっぱり「へぇボタン」だった

CNETによるid:jkondoへのインタービュー。いろんな意味で、共感したり、納得したり、参考になったり、感心しました。

例えば、納得したのは次の部分。納得というか「やっぱりね(笑)」ですが。

--2011年までに世界で1000万ユーザーという目標を掲げてますが、それに向けたロードマップはありますか
 まあご想像されてるかと思いますけど、ないですよね(笑)。

自己採点は60点? Hatena Inc.が過ごしたシリコンバレーでの1年間 - (page 2) - CNET Japan

感心し、共感したのは、この部分。

 というのは、今は“本当に強い人”しかブログを書けないじゃないですか。変なことを書くと、突然すごい人たちがやってきてお祭りになって、なんかこう「別にあなたたちと喋りたくてこんなことやってるんじゃないんだけど」っていうようなところまで土足で上がっちゃうみたいなところがあって。

 確かに普通の人でインターネット文化とかには興味ないけど、ちょっと日常生活のおもしろいこと書きたいって人が「SNSの方がいい」っていうのはわかる気がするんですよ。でもやっぱりどこかでブログにこだわりがあるのは、そこに籠もっちゃったら他の人には何も届かないから。

 インターネットの良さってどこかで世界の人につながる可能性があるっていうところだと思うんですね。そこがどうしても諦められなくて。

自己採点は60点? Hatena Inc.が過ごしたシリコンバレーでの1年間 - (page 3) - CNET Japan

で、個人的には、このインタビューの核心はこの部分だと思ってます。「あぁ、やっぱりそうだったんだ」と。

 少なくとも、例えば普通の文章を書いてて、読む人は「へーっ」て思うくらいの感じだと思うんですね。そのときに「へーっ」て思ったという事実がその人に届いてれば、そんなに辛い思いをしなくても済んだはず。そういうことがすごく多い気がしてたんです。

 最後まで読むってすごいことじゃないですか、人の書いた文章を。これだけ情報が溢れていて、文章なんていくらでもある中で、たまたまその人の日記を上から下まで全部読んだっていう事実だけでも本当にその人に届けるべき出来事だと思ったんです。それが今は可視化されてなくて、そういうことをちゃんと目に見えるようにしたいと思って、はてなスターを作ったんです。

自己採点は60点? Hatena Inc.が過ごしたシリコンバレーでの1年間 - (page 3) - CNET Japan

気軽に「へぇ」という気持ちをあらわせる、それが「はてなスター」なんでしょうね。文章を書いて、それを公開することに、心地よさを抱かせてくれる、ツールになるといいですね。