電子メールのマナー

昨日、ちょうど電子メールの利用の説明をしていて思ったこと。当たり前といっちゃえばそれまでなんですが、電子メールのマナーってビジネスマナーと関係しているんですよね。

例えば、Subject(件名)を簡潔に書けって、最近でこそ「迷惑メールと間違われないように」っていうこともできますが、もともとは仕事上用件を早くつかんでもらえるようにってことが目的なんじゃないでしょうか。また本文の書き方についても、「結論を先に書く」なんて、まさにビジネス文書の基本中の基本。ほかにもいろいろありますが、こういうビジネスマナーに関連した電子メールのマナーって、昔から電子メールを使っている人って、案外していないもんじゃないでしょうか。

昔からあるメールのマナーで、今も残っているのって「チェーンメールを回しちゃダメ」くらいないような気がします。あっ、あと話題ごとに空白行を使うのがあったかな。暗黙のルールだったと思うけど。昔は、「1行は全角で35文字程度」とか「不必要な引用は削除」とかがマナーとしてありましたけど、最近は違ってきてますよね。行の長さは長すぎなければ揃ってなくてもいいし、全文引用もありになってきている。通信環境の改善や携帯電話などの新しいツールの登場で、マナーというものが大きく変化してきたなぁと思うのです。

ただ、電子メールがコミュニケーションの手段の一つであることには変わりないので、「相手のことを考える」「送信する前に一度読み直してみる」くらいが最低限のマナーなのかもしれません。コミュニケーションという意味では、「相手に読んで『いだだける』」くらいのサービス精神も必要でしょうね。その観点で、件名やら本文の書き方を指導するほうがいいのかもしれませんね。