キーワード検索の役割

最近、広告でこういうのが多いですよね。

「このつづきは、「○○」を検索して!」
「くわしくは、「○○」で検索」

「○○」はサービス名や商品名が入るわけです。つまり、専用サイトに詳しいことが書いてあるよ、ということです。広告・宣伝的に面白いやりかただなぁと以前から思っていました。でも、情報教育的には「ちょっと困ったな」と思ったりもするのです。

情報教育を担当されている先生方(学校の種類を問わず)、検索サイトってどう教えておられるんでしょうか?いままでだったら、「キーワード検索とは…、カテゴリ検索とは…」って感じで教えたりしますよね。まぁ、最近ではカテゴリ検索を教える必要性が低くなってはいますが、検索のしくみを知るためには教えたほうがいいのかもしれません。私も職場のテキストで、下の図みたいなの作りましたし。

では、キーワード検索ってどう教えてらっしゃるのでしょうか?キーワード検索を教えるときに、「キーワードを工夫しよう」「キーワードは2つ以上の方が検索結果が絞り込めることが多い」って説明をよくすると思うのですが、先に紹介したみたいな広告・宣伝方式をやられると、教えてることが通用しなくなる気がしませんか。

もちろん、今すぐに通用しなくなるわけではないと思います。先日見たNHKスペシャルでも、Googleで歯医者の情報を探している人が紹介されていましたが、そのときはいくつかのキーワードを使って検索していました。でも、人間、わかりやすく簡単なほうにながれがちではないでしょうか。そうなると、できるだけ少ないキーワードでの検索で検索結果上位になるように名前を工夫するのが、ごく一般的になるような気がします。「ウェブ進化論」も検索して件数が少なかったので、このタイトルにされたそうですし。

なんか、自分が教えていることがいつまで通用するのか、怖くなってきました。