夢をかなえる人の手帳術

近所の図書館で見つけた、手帳に関する本です。表紙からして女性向きのようですが、決してそうではありません。

夢をかなえる人の手帳術

夢をかなえる人の手帳術

ちなみに、下の本でも紹介されていました。

選ぶ・使う・極める!みんなの手帳

選ぶ・使う・極める!みんなの手帳

著者は学生のころから仕事をしていて、綿密なスケジュール管理に周囲から感心されていました。でも、しなければならないことが増えていく中で、ご本人はいつしか「自分は何がしたいのだろう」と思われたそうです。「今考えれば、危うい、いやな感じ」だそうです。そこで、「自分のしたいことに時間を使おう」と思い、考えられたのがこの本に書かれている手帳術です。

内容は、3つに分けられると思います。

  • 1つめは、夢や目標をはっきりさせる部分。まず、時間に物理的時間(実際の時間)と心理的時間(自分の感覚)があり、それを上手にリンクさせるのが手帳であることを説いています。そして、ワクワクリストやライフサークルというツールを使って、自分の本当にしたいことや自分の内面を見つめていきます。
  • 2つめは、スケジュール管理に関する部分で、ここが本書のメイン。年→月→日の順にスケジュールを埋めたり自分のやりたい時間をつくる方法が具体的に書かれています。特に重要なのは、灯台の時間です。夢や目標のために自分自身と対話する、大事な時間です。GTD風にいえば、定期レビューみたいなものでしょうか。
  • 3つめは、TODO管理です。いわゆるTODOリストの管理ではなく、TODOを具体にして、スケジュールとリンクする方法が書かれています。とくに、リストアップしたTODOを、具体的な行動を伴うものと漠然としたものの2つにわけることが大事なようです。

全体としては、ほかのスケジュール管理、手帳術の本と内容に大きな違いはありません。しかし、やさしい書き方のせいもあるかもしれませんが、著者おすすめのやり方が具体的に書いてあります。手帳によくある、年間・月間・週間スケジュールの使い分けの部分が、とくに良かったです。今回は図書館で借りましたが、手に入れても繰り返し読んでみたくなりました。