就職活動

もう3年生の就職活動はスタートの時期。一流大学あたりだと、すでに決定している学生もいるでしょう。うちの大学ですか?コメント自粛ということで(汗)

さっき、こういう記事を目にしました。

近畿大学理工学部理学科物理コースのホームページの就職情報がアクセス不能になった。大学側の説明では「サーバを停止している」というが、その原因は「新卒で就職できていない人は落ちこぼれで欠陥品」などといった文章を就職情報のページに掲載していたためだった。このページについて大学では復旧するかを検討しているという。
「就職できない人は欠陥品」 近畿大HPをめぐって議論 : J-CASTニュース

冷たいようだけど、大学の言っていることは正論だと思う。でも、表現がいただけない。結局そういうことじゃないんでしょうか。ニートに対する認識とか卒業後の進路は学生次第だとかこういう表現をさせる格差社会がいけないとか、枝葉の議論としてはいいけど、本質としては、「いってることは実態をつかんでいるけど、表現がいけない」につきると思う。

現実問題、多くの学生が動き出す時期になっても就職をあまり考えない学生は多い。とくに底辺の大学になるとその傾向は顕著だと個人的には思います。「ニートでもいいじゃん」「就職なんて奴隷」とか、変に知恵が回ったようなことをいう学生を見たりもします。だから、大学(学部学科)としては今のうちから学生に頑張ってもらおうということなんでしょう。もちろん、就職の成績が、学外や学内(他部署)からの学部学科の評価にも繋がるという事情はあるんでしょうけどね。

さて、この記事を読んでいて、1つだけ気持ちのいいことがありました。それは「記事自体がなんらかの結論を誘導していないこと」と「この事件を読んだ人たちの意見がどっちかに偏っていないこと」です。最近、あっちこっちに偏った話が世間で多いと思っていたのでね。