読書感想文「へんな会社のつくり方」

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

今週はじめには読み終えてたんですけど、やっと書く時間が(汗)
はてな近藤社長jkondo)の本。CNETのブログで書いていたもの+はてなスタッフ近藤社長のインタビューという構成です。字も大きいですし、ページ数もそれほどない、何より読みやすい文章なので、きちんと時間を作れば、数時間で読めるでしょう。私は、いろいろやりながらだったので、3日間もかかりましたが(汗)

内容は、近藤社長とはどういう人でどんなことを考えているのか、「はてな」とはどういう会社でこれからどこに向かうのか、ということが書かれてあると、私は読みました。キーワードは、オープンであることではないでしょうか。近藤社長風にいえば「情報の私物化」をしないことが、はてなの原則ではなんでしょうね。そのためには相互理解が必要で、さらにそのためにはコミュニケーションが必要である、ということもこの本から読めたような気がします。

この本から、何を得たかというと、ちょっと難しいですね。近藤社長は「ビジネス書として書いた」と書いておられますし、それなりに参考になったこともありました。ただ、どれも簡単に思いついたものではなく、試行錯誤の末に現在の形になり、今後も形を変えていくのでしょう。そういう「はてなは進化し続ける」こと、そして「情報の共有」というのが、一番の参考になったのかもしれません。