高校でのこれからの情報教育

10月29日に行われた、情報処理学会情報処理教育委員会主催のシンポジウム、「高校教科『情報』の現状と将来」に関する記事です。

高校の教科「情報」は、「情報A」を廃止し、「情報B」「情報C」を統合すべきだ−−。情報処理学会の情報処理教育委員会は、「日本の情報教育・情報処理教育に関する提言2005」を発表した。提言は国民全体のICT(情報通信技術)水準の底上げが必要だと指摘、そのために同委が「手順的な自動処理」と呼ぶ、いわゆる「プログラミング」について体験的に理解させることが必要と訴えた。小中高校から大学、社会人教育までの各段階について情報教育・情報処理教育の改善の方策を示し、高校の教科「情報」のあり方にも大胆な改善策を提示した。

提言については、なるほど面白い案ですね。が、情報Bと情報Cの内容がますます実施されなくなるじゃないでしょうか。とくに情報Cの内容なんて、結構大切なのに。まぁ、小中学校でされるだろう、という見通しなんでしょうけど。
あと、プログラミングを重視しているのもいいですね。結局コンピュータなんて、動いてなんぼ、作ってなんぼですから。ただし、そのためのツールと教える内容が問題でしょう。ツールには、Squeakなんていいと思うんだけどなぁ。あと、ふつーにアルゴリズム教えるのは、どうなんだろう?もう少し違う内容のほうがいいんじゃないでしょうかね。

で、このシンポジウム。どうも本当に面白かったのは、後半の討論会のようです。司会者の辰巳先生@東京農工大のブログとか、奥村先生@三重大のブログを見ると…近年まれにみるよいセッションだったようですね(笑)見てみたかったなぁ。