学校でLinux・IPAの実験
- http://www.ipa.go.jp/software/open/2004/stc/eduseika.html
- http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/solution/news/20050719org00m300072000c.html
情報処理推進機構(IPA)が昨年から行っていた、全国の小学校から大学までの学校現場での、Linuxをはじめとするオープンソースソフトウェア(OSS)の実証実験の結果が発表されました。Linuxが学校現場でも有効であることが述べられているそうです。
時間がないので、報告書を簡単にしか見ていませんが、それなりに成果はあったそうです…でも、あたりまえですよね。先生一人ががんばってるんじゃなくって、IPAや企業がバックアップしてやってるんだもん。今回は「学校現場でもOSS使えるよね」ということを証明するための実験なんでしょう。コストも(とくに初期コストは)安いでしょう。でも、ランニングコストや目に見えないコスト(参考情報やコミュニティ情報など)はどうでしょう?
OSSが嫌いなわけではないです。大学に入ってから、ん十年いつも使ってますしね(笑)ただ、情報教育という点と、社会とのつながりという点で考えると、いまの情報教育は特定のソフト・ハードに縛られていて、それは社会や家庭での環境とも無関係ではないことを無視したらいけないと思うんです。OSSを導入できたら、情報教育がこう変わり、こういう効果がある、そういうところまでいかないと、OSSを利用している意味があまりないと思うし、後からついてくる人もでてこないんじゃないでしょうか?