はてなスター登場

はてなが、2つのサービスをリリースしました。「はてなスター」と「はてなメッセージ」。はてなメッセージのほうは、どういうサービスかまだ良くわからないのですが、はてなスターには、「はてな」らしさを感じました。それは、「はてなダイアリー」が目指す方向と同じだと思うのです。

はてなのサービスで、人がつながる。良い方向で、良い意味で、人がつながる。たしか、はてなダイアリーはそういう目的があったと個人的に思っています。はてなスターも、同じものを目指しているでしょう。

詳しくは、リリース情報などを読むと良いのですが、今回ははてなのサービスに限定せず、はてながブログの可能性を信じて取り組んでいるというのが、個人的にすごく感心しました。ブログはまだ未完成のコミュニケーションであり、今様々な問題が指摘されているが、その先にはきっとすばらしいものがある、というのを作り手側が信じているのが、今の時代にふさわしくないのかもしれませんが、立派だと思います。

「クリエイター主導によるサービス作り」へ
こうした状態を打破し、新たに魅力あるサービスの提供を行う組織となるために、「エンジニアが自由にサービス作りに専念できる環境づくり」から「クリエイター主導によるサービス作り」へとサービス開発方針の大きな転換を行いました。

魅力あるサービス開発ができる人間を新たに「クリエイター」とし、エンジニアとは別の職種であるとしました。クリエイターになるための基準を設け、その基準を超えることができた人間のみがクリエイターとしてサービス開発を担当するものとし、エンジニアは技術面でクリエイターの作り上げるサービス開発を助ける体制へと変更しました。

はてなの新サービスリリースについて - はてなダイアリー日記

はてなはこれまで、「技術者志向」と見られてきたと思います。それを想像力を重視する「クリエイター志向」にシフトしてきました。基準を設けるなど、はてなとしては大きな変化だと思いますが、ぜひとも成功してほしいと思います。

早速スターをいただいた

それもjkondoから(笑)ありがとうございます。やっぱり、気軽にスターをつけられるってのは、気楽なもんですね。前の記事を書いてから、いろいろ見たてら、はてな内でははてなスターはてなメッセージも使っていたそうで。

すでに、いろいろ指摘がされていますが、確かにはてな内外の既存のサービスとの類似点はあると思います。はてなスターソーシャルブックマークとかtwitter系、はてなメッセージは…なんだろ(汗)一応twitter+IMっとみなされるでしょうかね。でも、これらとは大きな違いがあると思います。

結局は、「ブログがベース」ということ。もうちょっと別の言い方をすれば「はてなのサービスが大抵はベース」ともいえますかね。前の記事にも書きましたが、ブログの可能性をはてなは(少なくとも近藤社長は)信じているわけです。より良い(とか楽しいとか)コミュニケーションのベースとして。

ちょっと違う話ですが、教育関係ではいろんな意味でeラーニング関係が注目されています。ただ、自学自習だったり、一応の協調学習の手段としてです。私は、個人的にはそれだけではもったいないと思っています。自分が勉強してて気になったこと、気になるほかの人、他の人のやってること。そういうものが何らかの形で共有されることで、本当の意味の協調だったり自学スタイルにつながらないかなぁと思います。実は、今回のはてなの新しいサービスは、こういうものを実現してくれる手段というか、ひとつの形ではないかなぁと思っています。

そういう意味で、改めて書きますが、今回の新しいサービスにはとても期待しています。そして、もうひとつの「はてなワールド」なるサービスも、期待して待っていたいと思います。