自分の子供の世代は大変だ

いつもの研究会のため、大阪へ。今回は、新しくなる学習指導要領に関する話題。前にも書きましたが、情報関係は、各教科でも情報機器や情報ネットワークが活用されるよう求められるし、中学校の技術・家庭科では、マルチメディアの編集と機械の制御をするようになるそうです。ちなみに、これまで中学校・高等学校段階くらいを想定していた、機器の操作スキルについては、小学校段階で各教科を通じてある程度できるようにするそうです。

で、個人的な感想は「情報格差が広がるよな、確実に」。だって、そう思いません?新しい学習指導要領の文脈を読んでいくと、小学校や中学校で、情報や総合の学習の時間だけでなく、通常の授業でもコンピュータを使わせて、そこからスキルを習得していく。これって、「ほんとにどこまでできるの?」と思ってしまいます。また、同時に「コンピュータの操作スキルくらい、家庭にもあるんだから、そのうち覚えるでしょ」というふうにも聞こえます。

もし、情報化社会を本当に生き延びていく子どもを育てたいなら、私はある程度具体的な目標やそこへ向けての手段を決めておくのが、必要ではないかと思います。さもないと、日本の子どもたちは、「とりあえずパソコンに触れる」ヤツばっかりになっちゃいますよ。本気で、外国と競争していく気あるんやろか、と思う次第です。