ものづくりの「はてな」

はてなの開発拠点&近藤社長が、京都に帰ってくるそうですね。
プレスリリース、そして、「会社情報 - 株式会社はてな」にアクセスして最初に表示されるメッセージ、

はてなとは、インターネットで生活を楽しく豊かにしたい、そんなサービスの集まりです
もしも生活にはてながあったら・・・

はてなが、ふつーの生活の中にはてなが使われることを強く意識してるんだなぁと思いました。はてなの川崎さんの「京都移転について」という記事にも、やはり「生活の必需品となるようなサービス」と書かれています。「生活」とは、はてなの重要なキーワードなんですね。

あと、もうひとつの重要なキーワードは「ものづくり」なんでしょう。プレスリリースのタイトルにも「ものづくりの拠点を結集」と書いてありますし。近藤社長の記事を見ると、自分や家族のこと、会社のこと、総合的に考えて、この考えにいたったんじゃないのでしょうか。「ものづくり」を真摯に考えた結果。そんなふうに思います。

アメリカでやろうとしていたことが、日本からはできないという事は無いと思っている。世界に通用するインターネットサービスを作ろう、という目標も、必ずしもアメリカに居なければできないという事は無いはずだ。むしろ、作り手の勢いのようなものの方が大事だと感じている。新しい拠点で、そうした勢いを作っていけたらと思う。

京都 - jkondoのはてなブログ

やっぱり、なんか「はてならしいなぁ」と思ったりもします。京都風にエールを送るとすれば「ようお戻りやす」とかになるのかなぁ。あと、さきほどの川崎さんのさんの記事へのトラックバックに、とても同感した文章があるので、最後に引用させてもらいます。たしかにある種の「だささ」って、よくも悪くも「はてな」らしい。関西人としては、とっても好きです。

ネットという距離を超えるシステムを手に入れたにもかかわらず、世の中がどんどん東京一極集中化している今、あえて京都に戻るはてなは格好いいなと思います。何よりはてならしいですよね。そして、関西人としては、はてなの外見をあまり気にしない、いい意味の「だささ」も信じられるんですよね。インターフェイスがいつまでも垢抜けない感じ。それは、一周回っていけてたりするんですよね。関西気質を感じます。

はてなが本社機能を京都に戻すとのこと。がんばれ、はてな。: ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)