「ウェブ時代をゆく」

発表に行く途中に買った本です。だから、まだ読んでいる途中なのですが、なんというのでしょうか。読んでいる感覚が、内容が頭の中に「ツルッ」と入っていく感じなんですよね。食べ物でいえば、そうめんや心太を食べてる感じなのかなぁ。とにかく、「ツルリッ」と文章が頭の中に入ってきます。あの、はてな取締役の梅田さん(id:umedamochio)が書かれた本だからかもしれません。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

この本、梅田さんの書いたもの(本でもブログでも)を読んだことがある人は、序章から読む必要はないと思うのです。実際私は、次の順番で読んでいます。梅田さんが「ウェブ進化論」以降に書かれた文章をまとめ、これまでに出版された本やネットの情報を整理してあるので、どこから読んでも大変読みやすかったというのが、強烈な印象です。

  1. 第5章 手ぶらの知的生産
  2. 第3章 「高速道路」と「けものみち
  3. 第4章 ロールモデル思考法
  4. 第6章 大組織vs.小組織

もうひとつ、「ツルリッ」と文章が頭の中に入る理由は、自分が知っている範囲だということ以上に、この本は梅田さんのウェブを使った人生観・仕事感の本ではないか、ということです。決して技術的に知っていることがなくとも、住んでいる業界が違っていても、今という時代の中でこうすべきじなんじゃなきか、という梅田さんの訴えにも思えてきます。
まだ、全部読めていませんが、おそらく「パッ」と本を開いてしまったら、1章軽く読めてしまう。そして何かの力を与えてくれる、そんな内容に仕上がっている本だと思うのです。