2年生になったら忘れるのが一般的

先日書いた授業での電子メールの説明に関する記事を、id:faculty-memberさんに取り上げていただいたのだけど、おそらくどの大学でも初年次教育や入学前教育として、電子メールやらの学内システムの利用のしかたは説明していると思います。少なくとも、見聞きしている範囲ではそう。なのに、2年生、いや1年生の後期になったら、なぜ一連のシステムが使えないか?「忘れちゃった(笑)」からです…

結局、繰り返し使うような環境に持ち込まないと、忘れちゃうと思います。とくにメールなんて、学生と先生、学生と事務とのやり取りでも、少なくとも学生からは携帯電話のメールを使うことの方が、一般的ではないでしょうか。こういう状況では、学校から与えるメールアドレスが、本当の意味でどれほど重要なのかが、学生にとってますますわかりにくくなっていると思います。

個人的には、もう電子メールについては「操作はとりあえずやるけど、重要なのはマナーと活用」と割り切ってます。学生には、所属している大学のシステムなのだから、使い方はひととおり説明はします。でも、重要な説明とか課題で問うのは、活用のしかたやマナーのほうにしています。だって、活用やマナーは、システムが変わっても、簡単には変わらないものですから。とはいえ、前の記事にも書きましたが、10年くらい前と比べると、マナーだけ見てもいろいろ変わってんですよねぇ。大変ですわ。