期待したほどではない
「NHKスペシャル」、youtubeでやっと見ました。本放送と再放送は、子どもを寝かしつけて、そのまま寝てしまって見れなかったので(汗)
で感想ですが、まぁ一般向けとしてはあんなもんで十分なのではと思います。放送前はちょっと期待していましたが、放送後のいろんな方の感想を見てて、ちょっと冷静になりました。賞賛するほどでもなかったし、非難するほどでもない内容だと思いました。インターネットをある程度以上使いこなしている人や、下の本を読んでいる人から見れば、たいした内容ではないとは思います。
- 作者: 梅田望夫
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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
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一般層向けに、検索ビジネスの現状を伝える中で、象徴的な存在であるGoogleが、我々に何を提供し、何を目指しているかを紹介しています。「世界中の全情報を収集し整理する」という、ちょっと聞いただけではわかりにくい、Googleの使命を上手く伝えていると思います。検索ビジネスの加熱っぷり「検索結果の上位5位が目標、上位15位に入らないと存在しないのと一緒」、Googleに依存して生活し収入を得ている青年、Googleによって「支配」されようとするネット社会の危うさ、などなど視聴者を不安にさせる内容もしっかり入っています(苦笑)だからといって、「マスコミはネットを敵視しているから」なんてのは、脊髄反射にも見えますが。
内容で印象的だったのは、エリック・シュミットCEOの言葉ですね。「我々の広告ビジネスは、(他の広告と違って)無駄にならない!」「Googleは信頼できるところだから、情報を預ければ利用者の生活は豊かになるよ!」とか、自信たっぷり挑戦的な言葉ですね。「すげー」と思うとともに、「なんか怖いなぁ」と感じなくもないです。
内容の最後は、Googleの日本向けの動きを紹介し、検索がビジネスに、我々の生活に大きな影響を与えている現状を、あらためて訴えています。「ウェブ進化論」的な楽観的な将来が来るのか、それともリアル世界となんらかの衝突を起こすのか、やっぱりGoogleに全人類が支配されちゃうのか(笑)どうなっちゃうんでしょうねぇ。