シニア層とITの相性は悪いのか!?

はてブホッテントリを見ると、シニア層とWebサービスに関するエントリが注目されているようですね。

大学は最近シニア層やそれより年上の層の学生が増えつつあります。私も今までに何度かそういう学生がいる授業を担当したことがあります。当然、上に挙げたエントリに書かれているようなトラブルには、何度も遭遇しました。最近では、

  • IDとパスワードは入力できたのに「ログイン」ボタンが押せない
  • 「0」(ゼロ)と「o」(オー)の間違い
  • いろいろ触っちゃって画面が変になる
  • 逆になんにも手が動いてなくって授業の進捗に遅れちゃう
  • 先生やアシスタント頼み(全部やって状態)

などなどに遭遇しました。そうそう、学生さんだけじゃなく先生方からもITに関するいろーんな質問があったりしますね。そっちのほうが大変かも(苦笑)

パソコンやWebの世界観というのが、シニア層の方々の持っている世界観と違いすぎるような気がするんですよね。パソコンやWebの世界で通用することはシニア層の世界では通用しない。まぁ、操作性だけとってみれば「おばちゃんでも銀行のATM操作で切るじゃん」と思ったりするんですが、汎用的なパソコンと専門的なATMとは、ぜーんぜん違うんでしょうね。「じゃぁ、携帯ならどうよ!?」とも思いますが、やっぱり汎用性の度合いが違いすぎるんでしょう。

個人的には「無理して使わんでも」と思いますが、卒業単位として必要だったり、仕事や研究やお友達関係で使わないといけない、なにより情報格差の一因だったりするので、なんとか上手くお手伝いできればとも思うのです。なんだか大変な世の中だなぁと痛感したりします。