「仕事は、かけ算」
- 作者: 鮒谷周史
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2006/06/07
- メディア: 単行本
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少し以前に、ざっと全体を読んだんですが、出張に向かう道中でもう一度呼んでみることにしました。
「成果=仕事量+仕事量+仕事量+…」から「成果=仕事の質×仕事の密度×仕事の量」という大きな発想の転換。これが著者が成功した秘訣なわけですが、それをメルマガのネタから51個も紹介しています。もちろん全部が自分に仕えるわけではないですが、「これいいなぁ」というネタが結構ありましたね。
GTDライクなネタもあります。「寝る前にすべての予定を書き出せ」なんてまさにそう。最近気になっている時間管理ネタでは「結果を出すことに注目した時間管理」があります。
教育・研究関係では、「1日でも早く知識を身につけろ」とか。「ワンランク上の環境に自分をおけ」なんてもの修行っぽくていいですね。自分でも最近痛感しています。情報倫理関係なら「否定形の目標設定は逆効果」。工事現場では「事故を起こすな」ではなく「ご安全に」が合言葉だそうです。情報倫理でもこういう取り組みが必要な気がするな。
良いものを積極的に取り入れることをTTP(Tettei Tekini Pakuru)なんていうのをはじめて知りました。こりゃ面白い(笑)
よく読むとネタ一つ一つのそれぞれ質・密度・量を高める方法を説明していたんですね。最初に読んだとき「質って何?密度って何?」と思ったんですが、今回読んでみてなんとなくこういうものかな、と思いました。
- 質:視点と価値観
- 密度:意識とスピード
- 量:圧倒な量