原因はなんだ?

少子化対策で、子供がいる家庭に「ちょっと」したお金を上げるとか、税制上の「ちょっと」した優遇とか、そんな小手先のことではダメだと思うんですよね。もちろん今のご時勢、子育てにはお金はいる。でも、子どもが小さいときだけじゃダメなんですよ。子どもが大人になって社会に出るまでを、社会全体、とくに国が支えてくれなくちゃ。都合のいい「自己責任」はやめてほしい。

そういうのを繰り返しているから、こういうことになるんじゃないでしょうか。国家百年の計、しっかり考えてほしい。

「分娩施設わずか3千カ所、産科医は8千人に減 学会調査」

  日本全国で実際に出産できる病院・診療所は3063カ所、赤ちゃんを取り上げる医師は7985人に急減している――。14日、日本産科婦人科学会(武谷雄二理事長、1万6000人)の調べで、お産現場の危機的な実態が初めて明らかになった。産科・産婦人科を掲げる施設・医師を調べる従来の厚生労働省調査と比べ、施設数で半分、医師数で4分の3にすぎない。過酷な勤務や訴訟の増加などから、お産をやめて、婦人科や不妊治療専門に衣替えする施設・医師が増加しているためだ。同省の産科医療対策に見直しを迫る内容となっている。
http://www.asahi.com/life/update/0614/011.html

雇用問題もそうだけど、これじゃ生みたくても生めんわな。