「ウェブ進化論」やっと読了

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

今朝、最後の2章を読みきりました。長かった…けっしてページ数は多くないし、CNET Japanのブログも読んでいたから内容もおおよそ見たことがあるものが多かったけれど。しかし、この本は、これからのネット社会で起こるかもしれないことに備えるには、良い本でしょう。

すべてのきっかけは、インターネットとオープンソースによってなされる「チープ革命」、そして「チープ革命」によって「あちらの世界」にさまざまな情報が発生・集約されていく、「知の世界の再編成」が引き起こされる。そこには「ロングテール現象」が見られ、同時に知（情報）の検索によって可能となった「総表現社会」化現象も起こる。
…とまぁ、目次からいくつかキーワードをひろってみましたが、なんかわくわくする世界じゃないですか。これまでのインターネット社会は、知はたくさんあってもそれらが結びついていなかった。ところがこれからの10年では、それが大きく変わり、本当の意味での情報化社会になるかもしれません。

しかし、同時にそれは、インターネットが「知の高速道路」になるがゆえにそのさきの渋滞を抜けるか（誰もがある程度高度な知識を身につけられるが、その群れからいかに抜け出すか？）が、問題となる大変きびしい世界がまっているのかもしれません。