トリノオリンピック・フィギュアスケート女子FP

見事、荒川静香選手が金メダル!
今大会初のメダルであることは置いといて(笑)女子フィギュアでは、伊藤みどり選手の銀メダル以来のメダルで、アジアの選手では初めての金メダルだそうです。快挙ですね。


朝起きたら、サーシャ・コーエン選手の結果が発表されたところで、なんか表情がよくないなぁ、と思ったら(あとでわかったんですが)スピンを失敗していたんですね。2回も失敗しててあの点数はスゴすぎですけど(汗)

そのあと、荒川選手の演技。全日本選手権のときは、村主選手のほうが神がかってたように見えたんですが、今日は荒川選手のほうが神がかって見えました。素人目に見ても「よく滑れているなぁ」と。のびのび、スイスイ滑ってるように見えたんですよね。そして、自己ベストを更新する結果。実況のアナウンサーもいってましたが、まさに完璧でした。

次の村主章枝選手は、いつもに比べると、アピールが少し足りなかったかなぁと思いました。会場の雰囲気もあるんでしょうけども、いつもここ一番でてくるオーラみたいなのが、今回はなかったなぁと思いましたね。あと、結果をみて、採点方式が村主選手に合ってないような気もしました。どうしても高得点の技を多用しない選手には、きびしい採点方式じゃないですかね。

最後のイリーナ・スルツカヤ選手の演技は、子供の相手をしていて、まともに見れませんでしたが(汗)、ミスしちゃいましたね。全体的にも動きがよくないような気がしました。ふつーに滑れば、表彰台の一番高いところへいける選手だと思うので、オリンピック特有の緊張感の影響があったんでしょうか。実力は間違いなく「女王」なのに、この人はオリンピックの金メダルとれないんですよねぇ。まさに運なんでしょうか。


なにはともあれ、ほぼミスなく高いレベルの演技をできた選手が金メダルを取る、というオリンピックらしい結果になったと思います。荒川選手は、これを選手生活の最後と考えているみたいなので、それも滑りに出たのかもしれないですね。吹っ切れたというか、すがすがしい滑りでした。

安藤美姫選手には4年後8年後にがんばってもらいましょう。荒川選手もそうやって来たんだし。最後に印象深かったのは、試合後の村主選手へのインタビュー。なんかインタビューアの私情が入っているとも思えましたが、それがまたよかったです、ハイ。